モンテッソーリ教育方法

モンテッソ-リ教育は医学博士であったマリア・モンテッソ-リ（１８７０～１９５２）が子供を観察しながら子供がどんな感じ方・動き方をするのか、子供の外面にある自然の力と子供の外面にある自立の法則を科学的に研究して編み出された教育方法です。

モンテッソーリ教育の教材

モンテッソーリ教材は、下記の５つの種類のものに分けられます。
・日常生活練習・感覚教育練習・数教育練習・言語教育練習・文化教育練習
５つの領域に従った教材が(３～５才迄の)教室内に設定されています。この教材を自由に使って活動する時間を「おしごと」と子供たちはよんでいます。

実生活の中の朝起きてから夜寝るまでの様々な作業を正確に身につける事によって、身体全体の筋肉の動きを調整すると共に、集中力・落ち着き・独立心・物事を組織する能力を養います。

五感を使って、今迄経験した日常生活をもとに、分類したり、秩序づけたりしながら、はっきり知ることを子供たちは大変喜びます。豊かな知性の基礎作りは、こうした感覚器官の洗練からです。

２歳半～６歳の子供達は言語に対する大変敏感な時期にいます。よく考慮された環境があれば、遊びながら言語をマスターできます。（話し言葉・書き言葉・読む・文法遊び等)

感覚教具を体験して内面の印象を秩序立て、より抽象的な領域へと導き、抽象能力を育てます。量と数の対応の一致が大切にされています。（０～１０迄の数量と数字の把握、十進法の紹介）

統合された活動であり、子供達の探究心に応えながら、子供の知性、情緒性、良心の発達を促します。（植物・地理・歴史・体育・音楽・絵画・様々な行事）

モンテッソリー教材は一人で使うことも、またグループ活動として発展することもできます。先生から習うだけではなく、小さいお友達は大きいお友達から習える良さがあり、大きいお友達は小さいお友達に教える事により学習を再生し、より高めていきます。